米の需給に関する情報

令和2年産飼料用米・加工用米の取組計画書の追加・変更は8月末まで可能です

2020年6月29日

新型コロナウイルス感染症により外食・中食需要が落ち込んだことなどから、米価の下落が心配されています

取組計画書の追加・変更について令和2年8月31日まで受け付けます。

手続きについては、お住まいの市町村の地域農業再生協議会やJA等米穀集荷業者、または関東農政局茨城県拠点までご連絡ください。

米の民間在庫量とスポット価格の推移

米の民間在庫量の推移(4月末時点)

農林水産省「米のマンスリーレポート(R2.6)」

  • 資料: 農林水産省「米穀の取引に関する報告」
  • 水稲うるちもみ及び水稲うるち玄米(醸造用玄米含む)の月末在庫量(玄米換算)の値である。
  • 出荷段階は、全農、道県経済連、県単一農協、道県出荷団体(年間の玄米仕入数量が5,000トン以上)、出荷業者(年間の玄米仕入量が500トン以上)である。
  • 販売段階は、米穀の販売の事業を行う者(年間の玄米仕入量が4,000トン以上)である。
元年産米のスポット価格の推移

2月後半から下落傾向で推移。
さらに5月以降下落幅拡大。
特に、関東コシヒカリは全国銘柄と比較しても下落幅最大。(流通業者の情報)

各種支援を活用し、需要に応じた 米の生産・販売に取り組みましょう

国・県による支援:飼料用米、加工用米の生産に取り組む農業者は、以下の支援を受けることができます。

飼料用米の作付けに対する支援

複数年契約への取組み
  • 要件:集出荷団体と実需者が3年以上の複数年の販売契約を締結すること
  • 交付単価:12,000円/10a
新規需要米生産性向上等の取組への加算
  • 要件:コスト低減や作業の効率化へ取り組むこと
  • 交付単価:6,000円以内/10a
戦略作物助成
  • 要件:飼料用米を作付けすること
  • 交付単価:収量に応じて55,000円〜105,000円/10a
多収品種の取組加算(令和2年度限り)
  • 要件:「月の光」等の多収品種に取り組むこと
  • 交付単価:単年度の取組 3,000円以内/10a、複数年契約の取組 4,000円以内/10a

すべての要件を満たした場合、合計最大127,000円以内/10aを交付します。

加工用米の作付けに対する支援

加工用米の複数年契約の取組への加算
  • 要件:集荷業者等と3年以上の複数年契約を締結すること
  • 交付単価:6,000円以内/10a
戦略作物助成
  • 要件:加工用米を作付けすること
  • 交付単価:20,000円/10a

飼料用・加工用米の出荷を検討される際は、事前にお近くのJAや集出荷業者へお問い合わせください。

取組内容の要件の詳細については、お住まいの市町村の地域農業再生協議会へお問い合わせください。

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